マイネルドミンゴ(セイヴオンアイスの01) 近況
ラフィアンターフマンクラブでは一口馬主に対して公式ホームページで出資馬の近況を毎週知らせてくれます。また、毎月発行されるクラブ会報でも近況が記載されています。さらに、ポートレイトとともに担当者からの近況報告が送られてきます。
私の感想(赤字部分)とあわせて月間報告をご紹介します。
◆引退通知(2004年12月17日)
ご愛馬「マイネルドミンゴ号」は12月11日に中京競馬場で出走し10着に入線しました。1月に勝ち上がった後、500万下に5回出走しましたが、一度も電光掲示板に載ることができません。最近は左腰の筋肉が落ち、踏み込みも力強さを欠く状態です。この結果をふまえ太宰調教師と協議しましたが、このまま現役を続け、放牧して立て直しても、満足な成績を残すことは難しいと判断し、残念ですが引退させることが決まりました。長い間ご声援ありがとうございました。
◆クラブ会報・ポートレイトの近況報告
会報153号(2005年2月発行)
12月11日の中京は10着でした。復帰後に4戦を消化しましたが、トモの状態も上向かず、現クラスでは壁を感じます。たいへん残念ながら、引退させることになりました。地方競馬へ移籍予定。長い間ご声援をいただき、ありがとうございました。
会報152号(2005年1月発行)
11月21日の京都も15着と見せ場を造れません。昨春にトモを痛めて以来、なかなか左腰に筋肉が付かないのですが、最近は踏み込みにもスムーズさを欠く現況。簡単には改善されないかもしれませんが、陣営でも懸命に対策を探ってくれています。
会報151号(2004年12月発行)
名古屋の交流レース、マース賞で8か月半ぶりに出走し、6着でした。11月7日の福島は後方を追走するばかりで12着。上位とは大きな差を感じる現況ですが、11戦目で勝利した叩き良化タイプです。一歩ずつでも前進してほしいと願っています。
会報150号(2004年11月発行)
良化のスピードがややスローに感じられるものの、ようやくこの馬らしい渋太い伸び脚が蘇りつつある印象。いよいよ待望の復帰戦です。11戦目で初勝利をつかんだ馬ではあっても、まだ伸び盛りの時期。今後も果敢なチャレンジを期待しています。
栗東・太宰厩舎(2004年11月)
なかなかスピード不足は解消しませんが、真歌TPでたっぷりと調教を積み一段と渋太くなってきました。入厩直前に蹄叉が剥がれた影響もなく順調に時計をマーク。ひと追いごとに息づかいも良化し、出走できる態勢が整ってきました。500万クラスでの実績はありませんがまだまだ成長は可能。古馬の胸を借りて力をつけてくることでしょう。
会報149号(2004年10月発行)
蹄底を痛がる素振りが見られたため、蹄鉄を装着。真歌でもたっぷりスピード調教をこなし、8月27日、栗東へ移動しました。すでに太め感もなく、気合い乗りも抜群。翌週からは順調に時計をマークしています。まもなく注目の復帰戦を迎えます。
真歌トレーニングパーク(2004年9月)
記録的な猛暑が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。北海道も真夏日が続く毎日で、ドミンゴもお疲れモードで、体調を悪くしてしまいボロも下痢気味になっていましたが、今はそれもよくなってきています。調教もハードに行っていましたが、今は強い調教をやめ、普通ペースを毎日行い、調教後、エサをつけ英気を養っています。毎日の暑い日と愛馬の長期の休養でイライラしているでしょうが、只今、入厩日の確認中です。今しばらくお待ちください。
会報148号(2004年9月発行)
真歌の坂路でキャンター調整され、さらに状態はアップ。日によっては併せ馬でしっかり追われていますが、先着する回数が増えました。全身を無駄なく使えるようになり、フォームも躍動的なものに変化。まもなく栗東へ送り出せる見込みです。
真歌トレーニングパーク(2004年8月)
ツアーも終了し、愛馬の復帰を待ち焦がれられていると思います、とりあえずツアーでの調教内容を少々。Mオーパーと併せ、見事に先着し、状態が良化していることを証明しつつあります。現在も順調に調教を進めています。前回述べた心肺的なものは良くなっており、近いうちに入厩できるんではないかとメドが立ってきた感じです。後は、併せ馬などを行い状態を見つつ、復帰時期が決まっていくと思います。復帰戦では掲示板以上を目指して頑張っていきたいです。
調教は順調で、復帰は意外と早くなりそうですね。
会報147号(2004年8月発行)
もう左トモの送りに違和感は感じられません。真歌の坂路での調整はすっかり軌道に乗りました。まだ馬体に芯が入っていない感じを受けるものの、徐々に無駄肉が落ち、毛艶も抜群。着実に調子を上げています。さらにペースアップしていきます。
調教は順調のようで、調子も上がってきたようです。
真歌トレーニングパーク(2004年7月)
ドミンゴは5月中旬ほどより浦和から真歌TPへ移動してきており、“バリバリ”調教を行っています。帰ってきた当初は野生馬のように誰彼かまわずブーブーないて馬っ気をだしていましたが、最近はそれほどなくこともなく落ち着いてすごしています。調教でのドミンゴの様子はといいますと、まだまだ通常のペースで坂路を上がると息のはいりも悪く心肺機能を一からつくりなおしている段階ですので、今しばらくガマンの時が必要ですが、少しづつではありますが良化してきていますので見守っていてあげて下さい。
完全休養していたので少し時間がかかりそうです。復帰は秋以降でしょうか。
会報146号(2004年7月発行)
浦和で昼夜放牧されている間に、左トモの痛みはすっかり解消しました。5月中旬には真歌に移って、坂路でのキャンター調整が開始されました。まだ手先に力がこもっていない感じを受けるものの、身のこなしはしなやか。抜群の乗り心地です。
無事真歌に戻って調教を再開、一安心です。
浦和メインファーム(2004年6月)
ドミンゴは先月に引き続き浦和で昼夜放牧を行っています。放牧開始当初はエサを多めに与えているのになかなか肉付きが良くならなかったのですが、約1ヶ月間青草を食べさせてようやくふっくらとしてきました。腰の一部分だけポコッと腫れたまま硬くなっていますが、その周りに肉が付いてきて全体に丸みを持ったシルエットになってきています。体調が回復するとともに元気さも取り戻し放牧地でよく動き回っていて、朝5:30に集牧に行っても走り回ってつかませない日もありました。もう少し様子を見てから乗り運動開始となりますが、それまでにできるだけふっくらとさせておきたいと考えています。
ケガも回復、体調も戻ってきたようです。
会報145号(2004年6月発行)
引き続き浦和で昼夜放牧されています。ぐっと幅が出て、たくましいスタイルになりました。精神状態もフレッシュ。活発に動き回ってストレスを発散していますが、左トモにはもう痛みはまったくないようで、フットワークはとても滑らかです。
ケガの方はなんとか解消したようです。精神的にもリフレッシュしたようで後は回復を待つのみです。
浦和メインファーム(2004年5月)
ドミンゴは真歌で様子を見てきましたが、なかなか肉付きが良くなってこないので浦和で青草放牧をしながら回復を待つことになりました。背中から腰にかけてが特に肉付きが悪く、元々の細めの体型を考えても少し細くなりすぎています。パドックで腰を打った影響ということなので少し時間をかけて昼夜放牧をしながら新しい草をたっぷり食べさせ、体質改善を図りたいと思っています。ようやく放牧地もうっすらと緑色に染まってきました。よく動き、よく食べてしっかり立て直してから真歌で乗り運動を再開させたいです。
詳しいレポートで状況がよくわかります。心配なだけにこういうレポートは助かりますね。
会報144号(2004年5月発行)
左トモの痛みがなかなか解消しませんでした。ここであせっては将来につながらないと判断し、いったん浦和へ。放牧休養させています。さすがに体型は崩れてしまいましたが、薄くしなやかな皮膚を保ち、快活な雰囲気もまったく変わりません。
ケガの回復のため完全休養に入りました。長期化しそうで心配です。
真歌トレーニングパーク(2004年4月)
ドミンゴはあまり状況がよくないです。サンシャインパドックで転んでしまったようで、現在は調教を休ませ、トラック内放牧地にはなしています。正直な所、ケガをした時の状況がよくわからないので、転んでしまったのでは、と推測の域なのですが、ドミンゴの体の状態はガレてしまって腰カドがたってしまっているほどです。ケガ当時は左トモをつけなかったのですが、今は歩様が少々悪いくらいにまで回復してきています。まだ、筋肉が痛いようなので、それがよくなってきしだい、針をうつ予定でいます。カワイイやつなので少しでもはやく調教を開始したいです。
ケガの原因はわからなかったようです。ケガ自体も不安ですが、体調を落としてしまったようで、今後が心配です。詳しいレポートは役に立ちますね。
会報143号(2004年4月発行)
真歌へ移動後も消耗した様子は皆無。相変わらず毛艶がぴかぴかです。すぐに坂路入りを開始したのですが、馬房内で寝違えたようで、左トモをかばう素振りが。しばらくは完全休養させました。痛みが治まるのを待ってから、ピッチを上げます。
週間レポートでケガのニュースがありびっくり。一体どうなってるんでしょうか。
真歌トレーニングパーク(2004年3月)
ドミンゴは帰厩してから数日しかたっていませんが、落ち着いていますが、サンシャインパドックから馬房へいれる時に怖がって、全くはいってくれず、毎日てこずっています。調教の方は多少ソラを使ったり、フラフラしたりで若さを出しています。このまま緩めずにいこうと思っていますので、数週間したら、併せ馬も織り込んだメニューにしていこうと思っています。兄がタガジョーノーブルということで兄以上の活躍ができるよう、みなさんと一緒に頑張っていこうと思います。
状況がよくわかる好感のもてるレポートですね。疲れをとりつつさらに鍛えてほしいです。
会報142号(2004年3月発行)
あすなろ賞は9着でした。5か月間でコンスタントに12戦を消化。同期では断然のキャリアを誇っています。ただし、心身ともに若々しく、まだまだ伸びるはずの時期。ここでリフレッシュ休暇を挟むことになり、2月6日、真歌へ移動しました。
短期間でラフィアン3歳馬の中で最多出走となりました。ここでじっくり疲れをとって成長して欲しいものです。
会報141号(2004年2月発行)
冬場でも皮膚が薄く、ぴかぴかの馬体。コンスタントに出走を重ねながらも、長く好調を維持しています。12月28日の阪神は4着でしたが、レース内容はぐっと良化。1月18日の京都ではついに初勝利をつかみました。昇級してからも健闘を期待。
ということで遂に初勝利。会報に間に合いましたね。
栗東・太宰厩舎(2004年1月)
馬体には成長が感じられ見た目にもたくましくなってきていますが、思いのほか成績が伸び悩んでいます。一瞬の速い脚がないことが原因。ダートも試してみましたが、今のところ思い通りの結果が出せません。陣営でも何とか持ち味を生かそうと作戦を検討中。自らの力で壁を乗り越えていって欲しいと願っています。(12月10日現在)
惜しいレース続きなので、現状を打破するための作戦に期待。
会報140号(2004年1月発行)
11月23日の京都ではダートを試し、6着でゴール。距離延長で前進が期待された12月7日の阪神も、決め手不足に泣いて5着止まりでした。勝利までの道程は思ったより遠いように感じられるものの、状態自体は安定して良好。応援を続けましょう。
ダート、距離と条件的にはあっているはずですが、今ひとつの結果続きです。出走が続いており状態が心配ですが、良いようです。
会報139号(2003年12月発行)
10月26日の京都は8着でしたが、同馬が苦手とするスローからの瞬発力比べ。先頭との差はコンマ8秒しかありませんでした。果敢に逃げた11月9日は展開がきつく10着だったものの、持ち味が生きれば一変も可能。ダートも試してみる予定です。
一変も期待薄で、芝ばかりなのでそろそろダートをとは誰しも思うこと。出走が続くと例によって時期遅れのコメントが気になります。
栗東・太宰厩舎(2003年11月)
すっかり未勝利クラスの安定勢力となってしまい、初勝利が待たれます。10月11日の京都でも5着。好位のインでうまく立ち回りますが、追い出されてからジリジリとしか伸び切れませんでした。「いい感じで運べたんですけど、切れ味の差が出てしまいました」とレース後の太宰騎手。馬場が荒れてくれば結果も違ってくると思います。
素人目にみても切れ味には欠け、芝よりダート向きの感じがします。そろそろダートで。
会報138号(2003年11月発行)
9月20日の阪神は4着、10月11日の京都は5着。鋭い脚には欠けるものの、大崩れしなくなりました。秋が深まっても皮膚が薄く、気品を感じさせる好馬体。パドックで見るたび、ため息が出てしまいます。いずれ個性が生きてくることでしょう。
馬体はいいのですが、それほどとは思えないのですが。それより、いつも走る気がなさそうなのが心配です。
会報137号(2003年10月発行)
8月23日の小倉は9着と期待を裏切りましたが、9月6日には好位を渋太く粘り込んで3着。ようやく闘志に火が付き始めた印象です。このレースで右トモに外傷を負いましたが、すぐに馬場入りが再開できました。さらに前進を期待しています。
3戦目で3着に入着。怪我をしたようですが大したこともなかったようで、さらに今後に期待。
栗東・太宰厩舎(2003年9月)
8月2日の小倉でデビュー。追い不足だったこともあり、なかなかスピードに乗り切れませんでしたが終いは良く伸びてきました。「初戦としては上々の内容。これで変わってきそうだね」と太宰師。素直で稽古がつけやすいこともセールスポイント。キャリアを積みながら力をつけてきそうなタイプで、地味ながらも今後の成長ぶりが楽しみです。(8月12日現在)
厩舎からのポートレイト。調教を積んで今後に期待。
会報136号(2003年9月発行)
ゲート試験は1回で難なくパス。小倉競馬場に移動してからも計画どおりに調整され、8月2日の新馬戦に登場しました。初戦は5着だったものの、伸び脚はまずまず。鍛えれば鍛えるほど力を付けていきそうなタイプ。将来が楽しみになりました。
小倉競馬場で無事デビューを果たし5着とまずまずの結果。今後が期待できそうです。
会報135号(2003年8月発行)
やや乗り込み不足ではありましたが、暑くなる前に入厩させた方がベター。6月19日、栗東へ移動しました。初めての長距離輸送も難なく乗り越え、予定どおりにぺースアップ。ゲート練習も素直に消化し、順調にデビェー戦へと向かっています。
乗り込み不足ながら、全体には順調のようですね。
真歌トレーニングパーク(2003年7月)
本馬ですが、引き続き真歌で調教を行っています。相変わらず恐がりな面は変わりませんが、前に馬が見えていれば、ハミを取って真面目に調教に取り込んでくれます。6月の頭に放牧地で少しケガをしてフレグモーネになりましたが、調教はいつも通り続けています。体重も増えてきて体も少し大きくなった様に思います。予定では、7月入厩ということですが、私自身は秋ぐらいの方がいいと思います。
フレグモーネとは、そんなことは初めて聞きました。ちゃんと伝えてほしいですね。また、やはりいきなりの入厩だったようですね。
会報134号(2003年7月発行)
じりじり脚を伸ばす脚質ではあるものの、何本も追い切ったことで以前ほどテンにもたつかなくなりました。ただし、坂路調教を終えてから息遣いが整うまでに時間がかかります。一定の状態に上向いたら昼夜放牧に切り替える方針でいます。
やはり息遣いがイマイチのようです。
真歌トレーニングパーク(2003年6月)
本馬ですが、引き続き真歌で調教を行っています。確かにおとなしく扱いやすい馬ですが、すごく淋しがり屋で恐がりで1頭で坂路に入るとフラフラ物見をしたり、手前をコロコロ換えたりと集中して走ることができませんでしたが、だいぶ環境にもなれ少しずつですが、大人になってきました。能力はまだ何とも言えませんが、素直な気性なので、良い結果がえられるようにと祈っています。時間はかかりそうですが、心身共に成長してくれると願っています。
担当がかわって文章がガタッと量が減り、簡単になりました。馬の方はなんだか頼りない印象ですね。
会報133号(2003年6月発行)
馬体がふっくらしたことは好ましいのですが、一方で動きは重くなってしまいました。楽をさせた結果、脂肪分が増えただけなのかもしれません。闘志を引き出そうと攻めを強化。トレーニングを重ねればエンジンのかかりも早くなるでしょう。
体調がよくわからないですね。のんびりしてるのか、ずぶいのか、何なんでしょうか。
真歌トレーニングパーク(2003年5月)
(競走馬名がマイネルドミンゴで登録されました。)
いよいよドミンゴという競走馬名が決まり、競走馬としての一歩を踏み出しましたドミンゴですが、明和から真歌へ移動して乗り込むことになりました。ソエももう気にしておらず、坂路で乗り込まれる毎日です。この馬はサンデー系とは思えないほどおとなしく、いつも落ち着いている馬ですね。坂路で走っていてもムキになるところが無いですし、併行して行っているゲート練習でもジッとしています。むしろもう少し気合が乗ってくれればなと感じるくらいです。走りの方はというと今のところ特に目立つ存在ではありません。体全体にまだ芯が入っておらずピリッとした動きに欠けているので乗っていてスピード感がありません。ただ動きには柔らか味があり、フットワークも良いので坂路で鍛えてトモに力が付いてくれば良い馬に変わってきそうに感じます。いずれにしろまだまだこれからの馬という印象が強く早期デビューでもないのでじっくり育てていきたいです。
競走馬名が決定。知らなかったのですが、ドミンゴは日曜日という意味だったようです。なにやらこれまでの総括的なコメントですね。
会報132号(2003年5月発行)
明和から真歌に移動して乗り込まれています。ストライドが大きく、ようやくスピードに乗ったときにはもうゴール地点といった感じの脚質。もっと鍛える必要がありますが、トモの肉が落ちてきたため、こまめに放牧を挟みながら調整中です。
どうやらスピードに難点があるようですね。
ビッグレッドファーム明和(2003年4月)
セイヴオンですが、先月出始めたソエの方は乗り込みを続けましたが、痛がることもなく大きくなることもありませんでした。調教を続けても問題のない程度でしたが、疲れがたまってきてリフレッシュが必要と判断し、約10日間休養しました。その間にソエは完全に固まり、もう何の問題もありません。騎乗を再開したセイヴオンは現在普通キャンターで坂路1本の運動をしています。週に2〜3回は併せ馬をして強めの運動をしています。息づかいも悪くなく、まずまずの動きをしています。ただもう少しスピードがあればと感じているので、スピード強化を課題に併せ馬を多く取り入れたりして調教を進めています。
先月報告のあった息づかい、ソエの方は特に問題ないようで一安心。スピード強化すれば万全かな。
会報131号(2003年4月発行)
鞍上の指示に素直な従順な性格。扱いやすいだけでなく、脚部のトラブルもまったくなく、抜群に調教が付けやすい馬です。長距離を乗り込んでもバテないスタミナが付きました。冬場に養った体力は、今後のハード調教に生きてくるはずです。
心配していたスタミナもついてきたようです。
ビッグレッドファーム明和(2003年3月)
セイヴオンアイスは現在、明和の屋内馬場で3,000mのキャンターをこなしています。最初の1,000mを強めのキャンター、次の1,500mを軽めのキャンター、そして最後の500mを強めのキャンターという感じで強弱をつけた乗り運動をしています。調教を順調にこなしているセイヴオンなのですが、息づかいがあまりよくありません。運動後に息が戻るのが遅いのです。でも、屋内馬場でじっくり乗るようになり、1ヵ月半たった最近、ようやくスタミナもついてきて心肺機能も上がってきたようで、息づかいが少しずつ良くなってきました。しかし、今度はソエが出てきました。まだごく軽いソエなのですが、痛がるようになれば休養させようと考えています。今、休養を入れたくないのですが、ソエの痛みにより走るのが嫌になる方が今後を考えるとよくないのでソエが大きくなるようであれば休養させる予定です。
例によって詳しい報告ですね。スタミナ、ソエと少しばかり心配な状況です。
会報130号(2003年3月発行)
休養期間中にすっかり筋肉痛が癒え、腰の具合もぐんと良化。背中の感触が柔らかく、あるスタッフは「鞍の上にクッションが引いてあるような感じ」と乗り心地を例えていました。500mの屋内馬場を5、6周させるのが最近の日課です。
休養で良化した模様。体調はいいようです。
ビッグレッドファーム明和(2003年2月)
12月上旬より放牧生活を2週間程した後、調教を再開しました。休養前に少し背中を痛がる素振りを見せていたのですが、休養中にその痛みは解消したようです。疲れ・背中の不安が取れ、いい休養となりました。調教再開後は、休むことなく順調に毎日乗り込んでいます。去年の年末までは坂路一本、年始からは屋内馬場で普通キャンター2500mの運動をしています。セイヴオンは走ることに対して前向きでスピード、動きは水準以上だと感じています。ですから、しばらくはスタミナアップを課題にじっくり調教をつんでいこうと思います。
しっかり状態がわかる報告ですね。馬体重が476KGもあってびっくり。動きはいいようなので期待できます。
会報129号(2003年2月発行)
ふたたび背中の筋肉に疲れが感じられたため、放牧地でゆっくりさせることにしました。休養前に15-15をこなすなど、馴致を終えてからはハイペースで調教が進んでいた1頭です。この機会にしっかり英気を養って欲しいものです。
これまで極めて順調だったようです。あまり無理をさせないようにバランスよく進めて欲しいですね。
ビッグレッドファーム明和(2003年1月)
セイヴオンアイスの01は、12月までは明和の坂路で調教を順調にこなしてきました。12月の上旬頃には少し疲れがたまってきたのかもしれません。調教を止め放牧生活に切り換えました。元気に放牧中です。なので、調教していた頃の話をしましょう。細身な体型ですが、しだいにつくべき所に肉がついてくるでしょう。馬の成長をまつしかないですね。走り出したら、実にシャープで、それでいてバネがきいている。とてもすばらしい走りをします。頭も良い馬なので、すばらしい。こんな馬はきっと走るのでたのしみですね。父がエイシンサンディでもすばらしい。すぐに調教は再開されると思います。
失礼ながら文章を見て、目が点になってしまいました。言いたいことはわかるんですが、すばらしいの連発をされても・・・
会報128号(2003年1月発行)
順調さにおいては満点をあげられるでしょう。鞍上の指示したペースを守り、ハミを取ってまっすぐに坂路を走っています。背中を中心に疲れが感じられた時期も、難なく乗り越えました。こうして少しずつレベルアップしてゆくものです。
疲れもあったようですが、無事乗り越えたようです。
ビッグレッドファーム明和(2002年12月)
これまで馬体の成長がゆっくりでしたが、ようやく筋肉が付いてきました。まだ細身ではあるものの、夏頃のポートレイトと上の写真を見比べていただければ、その変化にお気づきいただけると思います。屋内馬場での乗り込みに切り替えました。順調に調整されています。
(なお先月、CVファームに移動したとお伝えしましたが誤りでした。現在、明和に滞在中です。)
写真を見ると少しふっくらしてきたようです。今後の成長に期待。移動は誤りって、どういうことでしょうかねえ。
会報127号(2002年12月発行)
ようやく骨格に見合った筋肉が付いてきました。もう一回り成長すれば、馬体にもっとメリハリが出るでしょう。馴致を終えてから一息入れ、屋内馬場での乗り込みを始めたところ。腹回りが敏感なため、気を付けて鞍を装着しています。
昨年もそうでしたが、同じようなことばかり書いています、同じ馬だから仕方ないんでしょうが。
ビッグレッドファーム明和(2002年11月)
CVFに移動して馴致を開始。先月のポートレイトでは個性がないとお伝えしましたが、繊細な面が目立ってきました。初めて経験することに対しては抵抗感があるようです。しかし、人間に不信感を抱いているわけではなく、理解すれば大丈夫です。すでに、スムーズにダクが踏めるようになりました。まだ線が細く感じられますが、今後の成長を期待したいところです。
牡馬なのではやくも馴致を開始。スムーズなのは何よりです。
会報126号(2002年11月発行)
馬装→調馬柵→ドライビング→騎乗の順序で馴致を消化しています。敏感なため、新たなステップを踏むごとに必ず一頓挫あるものの、いったん納得すればスムーズ。馬体に筋肉が付ききっていないため、力強さはこれからといった印象です。
あいかわらず細いようですね。
ビッグレッドファーム明和(2002年10月)
目立った個性がないため平凡な印象です。正直なところ、何をお伝えしていいのか戸惑っているところです(苦笑)。まだ十分な筋肉が付いておらず、馬体の両側面が扁平に見えてしまうからだと思います。しかし、こういう一見地味な馬にこそ、成長の楽しみがあるのです。性格はおとなしく、スタッフの指示したことにも素直に従っています。
地味とか平凡とかえらい言われようです。幼いうちから大器大器と騒がれるのも考えものなのでボチボチと。
会報125号(2002年10月発行)
先月中に熱発が1回あっただけで、その後の体調は安定しています。昼夜放牧を続けているわりに筋肉の付き方などにあまり変化が見られませんが、馬体のサイズとしては標準です。乗り始めてから個性が出てくることと思います。
筋肉がつかないようですね。昨年のパッサージュを思い出します。
ビッグレッドファーム明和(2002年9月)
まだ幼さの残るこの時期の1歳馬にとって昼夜放牧は過酷な試練。疲れからくる熱発で一時は40度まで体温が上がりました。しかし、各馬ともこういう経験を積みながら逞しく鍛えられていくのです。今のところ特徴がないのが本馬の特徴。父も種牡馬として渋い存在であまり目立ちませんが、母系には奥があり個性を発揮してくれるのはこれからです。
なんか地味なようですね。
会報124号(2002年9月発行)
BRF明和で昼夜放牧されています。中間に40℃前後の熱発を起こし、平熱(38℃前後)に戻るまでパドックで静養させました。体力の付ききっていないこの時期にはよくあること。ひと夏を越せば、病気に打ち勝つ体力が付くはずです。
まあ大丈夫なようですが、ちょっと心配ですね。
会報123号(2002年8月発行)
馬体の表面に凹凸感がなく、特徴がつかみにくいタイプですが、体格には恵まれました。兄に重賞戦線で活躍する古豪、タガジョーノーブルがいる点も力強いところ。ミツアキサイレンスのようなダート馬に育っても面白いと思います。
募集馬カタログの写真を見る限りでも、やせているようです。ミツアキサイレンスのような活躍をしてくれれば言うことなしですが。
◆募集馬カタログのコメント
父エイシンサンディは、サンデーサイレンスの子にしては柔らかさが足りません。もしも競走馬としてデビューしていたとしても瞬発力はなかったと思います。それでも初年度産駒から活躍馬が出るのですから、サンデーサイレンス恐るべしという感じです。本馬は、サンデー系の体質を持ち、骨格もしっかりしています。兄姉が走っているところを見ると、母親が優秀なのでしょう。体格に恵まれ、立派な後躯を持ち、バランスも良いため、大物感のある馬です。
実はエイシンサンディという種牡馬はそれまで知りませんでした。紹介記事であのミツアキサイレンスが初年度産駒と知り、また、他の種牡馬ガイドでもそこそこ評価されていたので、関心を抱きました。岡田氏の評価も良かったので、サンデーサイレンスは無理でもその子世代なら手が届きそうなので出資しようと思った次第。