2001年出資馬検討

◆出資馬検討

さて、ラフィアン2001年の(第一次)募集馬は65頭であった。この中から出資する馬を検討した。
ラフィアンは比較的安い馬ばかりであるが、基本的に1頭100口なので、多くの他クラブに比べると一口当たりではそこそこの金額になる。
そこで初年度は、出資するのは1頭に決めた、というよりせざるを得なかったところもある。
出資する馬の条件は次のように考えた。

1.関西入厩馬
2.募集価格2000万円(一口20万円)以下
3.自家生産馬
4.牝馬

やはり出資する以上できるだけ生でレースを見たい。そこで関西入厩馬だが、これを絶対条件とした。
しかし、他のクラブは関西・関東入厩馬は大体半々であるのに、ラフィアンは3対1で圧倒的に関東入厩馬が多い。
このため、この時点で私の条件に合う馬はたったの15頭になってしまった。

この15頭の中から募集パンフレットで個別に検討を始めた。
まず血統であるが、私は血統には詳しくない。
しかもラフィアンは安い馬が取り柄なのでそれほどの良血馬もおらず、種牡馬でも知らない馬が多い。
牝系にいたっては全くのお手上げである。
という訳で兄姉などの実績重視で考えることにした。
次になんといっても馬体、といっても写真だけの第一印象が全てだが。

募集価格2000万円以下というのは一口当たりの金額的な制限。
ちなみにここで好印象だったマイネレーベンの00が対象外となった。
マイネレーベンがマイネルブライアン、マイネヴィータを生んだ名牝とはこの時点で知る由もなかった。

なお、自家生産馬、牝馬というのは価格が安いだろうということで選んだ条件である。

◆出資馬決定、さあ応募

検討の結果、ノーザンドライバーの00とマイネセラヴィの00の2頭が私の候補に残った。

ノーザンドライバーの00は、現役時代は重賞勝ちを果たした母親に、ダートでの種牡馬実績を持つジェイドロバリーが父親。
血統的には募集馬の中でも群を抜いているように思えた。
写真を見た印象も非常に良かった。
そして、牝馬なので価格も14万円と比較的安いのが何より気にいった。

マイネセラヴィの00は、母親はラフィアンの代表牝系のオカノブルーの子で、現役時代のことをネットで調べたらサラ系だった。
これにラフィアンの種牡馬ペンタイアをつけたものであるが、期待の中で供用されたものの1年目の成績がさっぱり。
今回の募集馬パンフレットを見ると、岡田社長のコメントにはペンタイアには落胆したという感想が多く目に付いた。
しかし、兄に重賞馬のマイネルビンテージ、全兄に既に勝ち星をあげているマイネルユーゲント。
マイネセラヴィ産駒の実績は申し分なく、何よりも10万円と価格が安いので大いに気に入った。

いよいよ応募であるが、ここで最終的に一頭にしぼってノーザンドライバーの00に応募することに決めた。
この一口出資馬の応募で気がかりなのが募集口数オーバーである。
いくら真剣に考えて応募しても、募集口数を超えたら抽選になる。
社台ではよくわからない優先枠があるようだが、ラフィアンでは出資馬が未勝利で引退した代わりの補償が優先枠であとは抽選。

このため、ラフィアンの公式サイトでは人気馬の応募状況が日々掲載され、会員の皆さんは的を絞り込むようである。
私は人気上位馬から応募することとし、人気があったノーザンドライバーの00に応募したのである。

◆最初の抽選ははずれ

そして待つことしばし、注目の募集締め切り、の前にあっさりとノーザンドライバーの00は満口の100口を超えてしまった。
抽選は既会員優先の規定で、この時点で新規申し込みの私は抽選漏れ決定に。

そう、初年度は人気のある馬には出資できないのである。
このため初年度の今回は1頭だけ申し込むことにした次第である。

最初の募集締め切りの後は、早いもの勝ちの募集に切り替わる。
そこで、次候補のマイネセラヴィの00がまだ完売していなかったので、すぐさま応募し、出資が確定した。
次候補に出資できて何とかやれやれの感。

その後、マイネセラヴィの00もしばらくして満口になり、何となく満足する。
いつまでたっても売れ残っているのは、気分的にはやはり嫌なものだからだ。

◆マイネパッサージュは・・・

以上が、2001年の初出資、マイネセラヴィの00の出資の顛末である。
正式の登録馬名の方は、私もいくつか考えて応募したが、意外にもマイネパッサージュという競走馬らしからぬかわいい名前に決まった。
初めての出資馬の成績は如何に・・・

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