2002年出資馬検討

ラフィアンTCに入会して1年。
私の最初の出資馬マイネセラヴィの00はマイネパッサージュと名前が付けられ、トレセンで鍛錬の日々を送っていた。
もう既に同期組の中にはデビューを果たし始めた6月、ラフィアンの2002年募集が始められた。

改めて私の出資馬の基準は次の通りである。

1.関西入厩馬
2.募集価格2000万円(一口20万円)以下
3.自家生産馬
4.牝馬

2002年の募集馬は61頭で関西入厩予定が15頭、関東入厩予定が46頭と昨年同様圧倒的に関西入厩予定馬が少ない。
次に価格だが、今年は高い馬が多いのが特徴か。
募集が始まる前から注目されていたマイネレーベンの01(父スペシャルウイーク)が、なんと6000万円で、一口30万円。
価格3000万円以上の200口募集馬が5頭もおり、うち4頭が関西入厩予定と、全体の比率に比べると奇妙な逆転状態に。
この結果、関西入厩予定馬で一口20万円以下はたったの9頭。うち自家生産馬はたった1頭しかいない。
はじめから対象が少ない困った状態である。

◆まずは、セイヴオンアイスの01

とりあえず、9頭の中から出資する馬を選択。
正直なところ、写真を見て、これはというのがいない(^^;;

そんな中でも考えた挙句、候補としたのは、セイヴオンアイスの01(父エイシンサンディ)とセノエシャトルの01(父タヤスツヨシ)。
サンデーサイレンス産駒は高くて手が出ないので、孫世代から。

写真を見る限り、セノエシャトルの01はタヤスツヨシ、サンデーサイレンスの血を引いているのがわかる青毛のなかなか感じのいい馬体。
一方のセイヴオンアイスの01は、余り聞いたことがないエイシンサンディの産駒。
エイシンサンディは未出走ながらも種牡馬になったのだが、少ないながらも初年度産駒が好成績。
あのミツアキサイレンスが代表産駒と知って大いに関心を持つに至った。
兄にも堂々のオープン馬のタガジョーノーブルがいることもあり、母親も安心できそうなので、迷ったものの、出資を決定した。
牡馬だが、安ければ問題はない。といっても、価格1500万円で一口15万円。昨年の10万円よりは随分と高い。

◆続いてマイネマジックの01に

2002年の出資馬の1頭目はセイヴオンアイスの01に決めた。
しかし、わずか9頭の中から選んだ馬である。
仕方ないなあと思いつつ、募集馬カタログを読み返していた。
単純に他の馬を見ていると、気に入ったものがある。

まず、マイネレーベンの01(父スペシャルウイーク)。
ラフィアン代表牝馬とも言われる母親マイネレーベンは、重賞馬のマイネルブライアン、昨年募集のマイネヴィータと活躍馬を出している。
そのうえ、今回はスペシャルウイークを種付けしたため超人気馬に。
しかし、価格が6000万円、一口で30万円と驚くほど高い。

次に、マジックナイトの01(父ペンタイア)。
母親は海外重賞を制覇をしており、馬格も立派で好感が持てる。
ただ、父親があのペンタイアで、両親あげての重厚長大馬である。
価格も2200万円、一口22万円と少々高い。

3番目がマイネマジックの01(父ブライアンズタイム)。
父親は名種牡馬のブライアンズタイム。
ラフィアンでも活躍牝馬になるであろうマイネマジックから生まれた兄のトリック、トランプと勝ち星をあげている。
きれいな栗毛の馬体の評価は高い。
しかし、関東入厩予定が問題。

他にも、関心を持った馬が多いが、どれも一長一短。
しかし、募集馬カタログを何度も見ているうちにセイヴオンアイスの01以外の馬も欲しくなってしまった。
そこで正直なところ大いに迷ったが、マイネマジックの01に思い切って出資することとした。

関東入厩馬で、目の前でレースを見れないというのは大きな欠点である。
しかし、関西入厩馬でも京都、阪神競馬場で出走できる機会は意外と少ない。
特に未勝利で3歳を迎えると、初勝利を目指して裏開催に回ってばかりなのは、ラフィアン所属馬を見れば誰でもわかること。
華やかなトップクラスの馬ならともかく、現実には勝ち星を1つあげるのがいかに大変なことか想像に難くない。
このため、関東入厩馬でもいいか、という気になったのである。

もっとも、元々は誰でもいい馬だと思うようで、マイネマジックの01は募集締め切りを待つまでもなく、応募数は満口となっていた。
満口を超えた馬は会員優先の抽選。
昨年は残念な結果に終わったが、駄目元という気もあり、今回は申し込むことにした。

◆応募結果は…

応募の結果、セイヴオンアイスの01はほぼ満口に近い状態で応募が締め切られて、出資が確定。
ほぼ満口状態だったのに少し安心。あまり売れ残っていると不安になるからである。 

そして、マイネマジックの01は締切り後待つことしばし、ラフィアンからの通知は出資決定。
まさかの当選で、セイヴオンアイスの01と並んで2頭出資することとなった。
2頭締めて33万円と給料1か月分の大出費である。
2頭出資したのだから1頭くらいは勝ってくれるだろうという期待されるところ。

◆まさかの入厩先変更

その後、セイヴオンアイスの01の入厩先は栗東・太宰厩舎に決定。
一方のマイネマジックの01は、入厩先が栗東に変更、おまけに人気の佐々木晶三厩舎に決定。
問題が一気に解決と予想にもしなかった大幸運。

ともに、来年のデビューが楽しみな今日この頃である。

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