2010年ビッグレッドファーム見学ツアー参加記

◆6月27日(日)ツアー2日目(2)

午後の募集馬の公開展示は昨年と同様に10数頭ごとの展示で、昨日会場で見て興味を抱いた馬ばかり見ていました。
やはり、ソーサリスの09は好馬体に見え、問題はタキオン産駒ならではの脚元の不安だけです。

◆22 ダイイチコパンの09
ロージズインメイ産駒にしては運動神経、馬体も良いとの解説。昨年の募集馬といい見栄えは良い。
ダイイチコパンの09

◆38 マイネマジックの09
ステイゴールド産駒で、前社長もこれは良いと評価。結構人気しそう。

◆53 ベリーリズミックの09
昨年出資したマイネルムジカの半弟。ロージズインメイ産駒で、やはり見栄えは良い。
ベリーリズミックの09

◆57 マイネソーサリスの09
牝馬とは思えぬ立派な馬体。加えて金ピカ馬体に雄花栗毛の派手な馬に。
マイネソーサリスの09

最後の種牡馬展示、失敗の烙印を押されたロージズインメイと期待の新種馬のコンデュイット、今回はあちこちで放談会をやったので、さすがに前社長もそれ程熱の入った説明ではありませんでした。
ロージズインメイ コンデュイット

これで2日間のツアーも終了、北海道とは思えない暑い中でのツアーでした。
私としては、今回も他の会員さんとの交流中心で、お世話になった会員さんにはあらためてお礼申し上げます。

最後に、パーティーをはじめ、あちこちで放談会をやっていた前社長の主な話を紹介しておきます。

<1>
ネットでいろいろと悪口を言われる。
文句のある人はそこまでして続けてもらう必要はない。
毎年カタログにも注意書きをしている。
踏み絵のようなもので、ここにいる会員さんは良い人ばかりだ。

駄目だ駄目だと言われ続けると本当に駄目になってしまう。
それではやる気がなくなってしまう。
BRFのスタッフはよくやってくれている。
そのため給料は牧場の中では一番高い。
悪口ばかり言わず暖かく見守ってほしい。

<2>
クラブを始めて25年くらいになるが、もっとやれると思っていた。
サンデーサイレンスが全て悪い。
あの馬がいなければ、ダービーもとれていたはず。
早く死んでくれて良かった。

社台に対抗するためには新種牡馬でいくしかない。
ロージズインメイを買ってきたが、産駒は思っていたのとは違ったので、すぐに種付けをやめた。
今度買ってきたコンデュイットはジャパンカップで4着だったが、レース前の調教もしていないので、そういう点で化け物だと言われている。
これには期待してほしい。いつか吉田3兄弟をぎゃふんと言わせたい。
新種牡馬を導入して失敗して倒産した牧場も多い。
しかし、うちは10億というお金を銀行から使ってくれと言われるのは自慢していい。

<3>
ネットの悪口の中で、いい馬はコスモで走らせているというのがある。
今年の3歳馬で好走したのは、元々セゾンに回そうと思っていたのが、セゾンと切れてしまい、ラフィアンの追加募集に間に合わなかったので、コスモで走らせた馬。
今年の募集馬は良い馬はみんなラフィアンに出している。

一応の感想ですが、

<1>
相変わらずネット気にしすぎ。
また、プロは結果が全て。悪い時はボロクソに言われることも覚悟しておかなければ。
やめたい人はやめてもらって結構の姿勢も相変わらず。
そもそも悪口を言われているのは、牧場スタッフではなく経営陣なんですが…

<2>
ロージズインメイは失敗と明言。
笑ってごまかしてましたが、確かペンタイアでも同じでしたよね。
いつまで同じ失敗を繰り返すのでしょうか。
サンデーサイレンスは暴力的に日本の競馬界を変えてしまいましたが、社台と同じことをやりたいだけとしか思えません。

<3>
昨年の募集馬に比べて、今年はレベルアップしたように思ったのですが、考えればそうですね。
ただ、この2年間の大不振をいい馬をセゾンとコスモに回したからだと思っているなら困ったことです。

ツアーに参加しようかと言う会員は出資意欲満々の不平を言わない会員ばかりかと思いますが、その数も年々減少しており、固定客相手もそろそろ限界に近づいているのではないかと思った、前社長のお話しでした。

(2010年6月27日記+補記)

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