一口馬主税金問題について

社台・サンデーから今年度の募集馬カタログが送られてきました。

例によって立派なスタリオンブック、繁殖牝馬名簿などと一緒に段ボール箱でカタログとDVDが送付されてきたのですが、かねてからの予定通り、税務取り扱い変更のお知らせと新しい出資と分配方法及び会員規約が同封されていました。

ということで、昨年のお知らせから1年、ようやく新しい税務取り扱いと社台・サンデーでの具体的な処理方法が確定。

まず、新しい税務取り扱い方式は平成20年1月から開始、普通の匿名組合と同じ方法で処理されることになりました。

注目の源泉徴収については、
1.JRAからクラブ法人に賞金を支払う際の源泉徴収
2.クラブ法人から愛馬会法人に分配する際の源泉徴収
3.愛馬会法人が会員に分配する際の源泉徴収
の3箇所で行われ、1.2.の源泉徴収税は翌年3月に会員に分配される。3.の源泉徴収税は、分配金全てが課税対象となるわけではなく、また、課税されない場合もあるとのことです。

何やらよくわかりませんが、一旦は三重課税されるものの、最終的には還付され、最後の段階のみ源泉徴収されるようです。

また、全ての配当が20%課税される訳ではなく、利益分配金のみ、すなわち出資返戻金(出資金+維持費+保険料-出資馬の簿価)を超えた部分のみ源泉徴収されるようです。

簿価という概念が入ったものの、出資金等を超えた分配金のみ課税、つまり黒字部分のみ課税されるということで、多少は安心しました。
しかし、複数の出資馬での赤字・黒字通算はできない訳で、たまにある黒字馬のもうけ額が少なくなってしまうことになってしまいました。

なお、社台・サンデーの処理として、これまで維持費は毎月定額負担の最終精算だったものから、毎月の実費負担となります。さらに、特別出走手当ても同様に毎月分配となります。その他、優勝時のクラブ手数料が4%から3%に下げられるなど、多少の改善もあるようです。

自分の出資馬の賞金がどのようになるのか、また確定申告などはどうなるのかなど、具体的なところは実際になってみないとわからないところが多いのですが、この1年一口馬主界を揺るがしてきた税務取り扱い問題は、これでとりあえず結論を見たようです。

後はクラブごとの個別の取り扱いに委ねられることになりますが、社台・サンデーでこれですから、他のクラブではどのようなお知らせになるのでしょうか。

(2007年6月記+加筆修正)