■ 一口馬主掲示板から -新会計処理について- |
一口馬主クラブから賞金の配当明細書が送付される度に、大きなレースに勝ったのに配当が賞金の半分しかないとの不平不満の書き込みがいくつかの掲示板であります。 全くもっていい加減にしてほしい話ですね。 配当がどうなるのかは既に理解しておくべきものです。 新会計処理については、これまで散々に掲示板で話題になっているのに、よくわからないで過ごしていて、自分のことになったら文句を言う。 さらに、どうやら本当に新会計処理がわからないようで、このような事務処理は疑問に思えば自分で調べればわかるはずですが、こんなことで、よく社会人をやってられるなあと呆れてしまいます。 近頃はおそらく導入部分の一口馬主の制度自体が全く理解できていないのではと思うようになりました。 一口馬主クラブの運営は、匿名組合契約による競走馬ファンドで、馬主クラブ法人⇔愛馬会法人⇔会員の関係があり、賞金がこの間を動く度に20%源泉徴収されるというのが新会計処理です。 各クラブの募集パンフレットには、クラブ運営の仕組みというのが説明されているはずですが、この関係がわかっていないので、新会計処理になって何でそんなややこしいことになるのと混乱しているように見受けられます。 この関係がわかれば、あとは配当の動きなので、それぞれで20%源泉徴収してしまえということですから、是非論はともかく理屈は簡単なはずです。 さらに全て20%源泉徴収する訳ではなく、これまでの個人馬主同様に馬の簿価という概念を導入し、減価償却費、維持費を経費として認め、それを超えた分のみ課税する訳で、源泉徴収は分配金の20%とは限らず、課税とはならない場合があります。 こういった説明に対して、減価償却の意味すらわからないという書き込みもあり、ここに至っては呆れ果てて何も言えません。 まさか全ての出資馬の明細内容を全てチェックしろとは思いませんが、少しくらいは明細の説明を読んで何となくでもいいので理解する努力をしてほしいものです。 |