■ 不満はあるけど辞めません
不満ばかりたれているラフィアンですが、私は今のところ辞めるつもりはありません。
先日も某有名会員さんが退会され、気がつけば会員の有名サイトもなくなっていることもしばしばあります。
連日、ぐだぐだと駄文を書き連ねていますが、このあたりについて、思うところを少々。

以前も書いたように、私が一口馬主をしているのは、次のような理由からです。

スポーツ観戦、ギャンブルとして競馬が好きである。
→ 単に馬券を買うだけでなく、特定の馬に関わりたい。
→ できるだけ現地でレースを観戦、応援して、勝ったら口取りして勝利の感激に浸りたい。

私としては、この目的に最も合致していると思っているのがラフィアンなのですが、成績不振に陥り、多くの問題を抱え、ラフィアンを辞める会員さんが多いようです。
一口馬主掲示板や消えた会員サイトを眺めていると、辞めた理由としては、次のようなところでしょうか。

1) 岡田繁幸氏の魅力、相馬眼に期待して入会したのに、突然代替わりした。
2) 小さな牧場、クラブだったのが、大きくなりすぎて、アットホームさがなくなった。
3) ポートレイト写真に手書きの近況などの会員サービスが次々となくなった。
4) 実績制の出資申し込み制度が始まり、好きな馬に出資できなくなった。
5) 新会計処理制度が始まり、源泉税を会員に還元していないなど、実は経費面でも酷いことがわかった。
6) 何といっても、成績不振に陥り、以前のように出走し、勝てなくなった。

それぞれについて、私としては、

1)については、募集馬の選馬などクラブ運営では代替わりしましたが、BRFの運営自体ではそれほど大きく変わっていないと思っています。

2)については、私のような者でも、牧場見学に行くと感じますが、クラブ運営にとっては無縁のことです。逆に人の大事なお金を預けているのですから、きっちりしていなくては困ります。

3)については、インターネットで写真と近況さえちゃんと知らせてくれればいいので、アットホームに通じるところもありますが、手書き云々は興味ありません。
しかし、公式サイトの近況の掲載頻度の低下、特に掲載日の変更は腹立たしく思っています。

4)が、零細会員の私としては最も納得できない点です。が、古参会員が辞める理由ではありません。

5)は、元々私は知っていたことなので、新会計制度開始とは関係ありません。

で、最大理由の 6)ですが、結局は、会員個人の当たり外れの問題と、その程度の問題かと思います。

元々、一口馬主というのは、新規入退会の割合が多いと聞いています。
すなわち、入会したものの、3〜4年やって好成績を残せなかったら、見切りをつけて辞めていく人が多いようです。
長く続けている会員は、私もそうですが、たまたま最初の頃に当たりを引いて、それに満足して継続しているに過ぎません。

しかし、それでも辞めるというのは、そのうちに成績に満足できなくなってきたということに尽きると思います。
好成績を残したので、それが当たり前になり、さらにそれ以上の成績を期待したにもかかわらず、それが達成できず、我慢できずに辞めていく、この図式ではないかと思っています。
この程度は、人によって千差万別で、重賞に勝てなくないだけで満足できない人もいるでしょうし、勝ち馬が5割を切った時点で満足できない人もいるでしょう。

ただ、ここはラフィアンです。
元々GIを勝つような馬はほとんどいませんし、重賞も年に2、3勝程度、その重賞馬を継続して獲得するなんて至難の業です。
重賞に勝てないことで辞めるのは入るクラブを間違えているとしか思えません。

また、ここ2年間勝てなくなったのは確かですが、元々5割程度の勝ち上がり率、それが一時的に3割程度に落ちたのですが、他のクラブに比べるとまだマシという考え方もあります。
元社長の得意の”損をさせないクラブ”は言い過ぎとはいえ、成績、収支面での堅実性ではまだ群を抜いているはずです。

私の出資基準は、関西入厩馬・牝馬・募集価格2000万円以下・自家生産馬中心の4点ですが、我ながらよく考えていたというか、この基準ならそれほどの酷い目にはあわないはずです。
また、私は現3歳世代が4頭全滅し、出資馬の勝ち上がり率は5割台に落ち込みましたが、成績に我慢ならないという程度ではありません。
いまだに未勝利戦で勝っただけでも喜んで口取りをするので、歓喜の麻痺状態にもなっていないようです。

ところで、私の場合、ラフィアンから社台にシフトしているのですが、自分の好きな馬に出資できないというのが最大の理由で、言わば、リザーブとして社台に入会したに過ぎません。
ラフィアンでは望めない重賞、GI制覇をと思って社台に入会する人もいるでしょうが、私は、基本的に同じ出資基準で、同じ成果しか期待していないので、それほどスタンスは変わりません。

ということで、ラフィアン馬の不振が3,4年も続くようなら別かもしれませんが、今のところは、辞めるつもりはありません。
また、多少手抜きがひどくなっていますが、ホームページの方も閉鎖する見込みはありませんので、ご安心ください(笑)

(2009年12月30日記+修正)