■ ラフィアンへの出資中止
先月のことですが、このところ丹内騎手に騎乗依頼が集中しているので、クラブにメールで質問と要望を送りました。

まず、クラブから指示しているのかと確認したところ、調教師と相談のうえ決めているとのことでしたが、現状ではとても相談とは言い難いと思います。

次に、好成績を残すためにレースや馬に合わせて騎手を替えることも必要かと思うが、同じ騎手にばかり騎乗依頼を続けているのは如何なものかと尋ねたところ、レースに騎乗可能な騎手の中で、よりベターだと判断した方に依頼しているとのことでしたが、同じに騎手ばかり起用しており、とてもそのように考えているとは思えません。

最後に、どんな騎手が騎乗するのか楽しみにしているのに、同じ騎手の起用では興醒めも甚だしいので、一口馬主会員の楽しみを奪うようなことをしないでくださいと要望しましたが、回答はありませんでした。

次に、先日ですが、ソルシエールが栗東から美浦に転厩したので、どのような経緯で転厩するに至ったのか知る由もないが、関西に住んでいて、できるだけ競馬場で出資馬のレース観戦をしたいために、これまで全て栗東所属厩舎に出資してきたので、美浦から栗東への転厩は残念だと苦情を申し立てました。

最後に、先の2件の不満に加えて、この3年間の成績不振から、責任ある方が現時点または今後のクラブの成績向上への取り組みを出来る限り説明するように要望しました。

その前段で、岡田繁幸氏の院政やうわさのレーシングマネジャーを批判したかったので、クラブとBRFで権限を持ち運営しているのは誰かと質問したところ、クラブは紘和氏、BRFは美佐子氏が代表で、今後の取り組みについては、折々説明していきたいという紋切り型の回答しかありませんでした。

長々と私の最近のクラブへの要望等の概要を書きましたが、これで私も立派なクレーマーかなと思いつつも、東京事務所の藤本女史の回答でしかありませんが、その内容には大きく失望しました。

かねてより何度も書いているように、私にとって一口馬主となった目的は、特定の馬と関わりを持ち、競馬場でレースを観戦し、勝ったら口取りをして喜びに浸ることにあります。
要は、本当の馬主にはなれないので、馬主の擬似体験をしたいことに尽きます。

しかし、最近のラフィアンの成績不振と美浦の厩舎と特定騎手への偏重は、この楽しみを大きく奪うようになっています。
次はどんなレースに出るのか番組表をにらみながら検討し、騎乗騎手もあれこれ想像し、出走が決まれば、現地観戦するのが楽しみだったのが、その機会がほとんど失われてしまいました。
現時点で栗東厩舎だからといって今後は安心することすらできません。

今のラフィアンは何はともあれ成績を残せばいいのだというほど勝負に徹しているとは思えず、勝負を度外視して競馬を楽しみましょうという訳でもなく、会員にとって、何をしようとしているのか迷走しているようにしか見えません。

また、現社長はラフィアンの事業スキームが固定してから社長になったので、黙っていても一定の出資金が集まってくるためか、顧客満足度を高めるということや出資者への説明責任を果たすというサービス業の基本的なことがわかっているようには思えません。

ということで、現状への不満が大きくなったため、改善が認められない限り、私は今後のラフィアンへの出資を見合わせることにしました。

今年の募集馬では、ダイイチコパンの09、ベリーリズミックの09など、ツアー時から関心を持った馬がおり、その後の状況次第で出資をと思っていましたが、やめておきます。
また、来年の募集ではマイネソーサリスの10が募集される見込みですが、おそらく美浦所属になるので、私としては募集にならなかった馬の扱いになり、関心のある馬は現時点ではいないので、出資しません。

全ての出資馬のレースを見に行くことはできないため、多数口のクラブで多くの馬を持っても仕方ないと思い、ラフィアンに入会して年に2〜3頭出資してきたのですが、当分は年に1頭社台・サンデーで楽しむことになりそうです。
あちらはあちらで、なかなか出走してくれないことで不満はあるのですが…

出資金がもったいないため退会はしませんので、当分は美浦の厩舎に転厩した出資馬を遠くから応援したいと思います。

(2010年12月4日記+修正)